公務員受験生の緊張感を和らげるための面接官の配慮
面接官は受験生の敵ではありません。むしろ、受験生には緊張せずにしっかりと自信を持って面接に臨んで欲しいと願っている面接官も少なくありません。
しかし、公務員受験生からすれば、本番は慣れない面接試験とあって、極度の緊張状態となっているのが現実です。その緊張感を和らげるために面接官がリラックスさせようと配慮した質問が「導入の質問」です。
あまり深く考えない
前提として、導入の質問はすべての面接官が行ってくるわけではありません。
また、面接官によるということだけではなく、10分程度という短時間の面接試験であれば、受験生の緊張を和らげるための導入の質問は時間を切迫してしまう可能性もあることから、省かれることもあります。
導入の質問は、極端な話、「回答内容」にはそれほど意味はありません。つまり、面接官からすればどうでも良い質問をすることで、受験者にリラックスして欲しいという意図があります。従って、質問に回答するというよりも、面接官との「会話」を行い、自分と面接官とのコミュニケーションの前提を構築するように考えると良いでしょう。
その意味で、質問はたいした内容ではありません。深く考えるような回答を期待する質問は皆無で、どの受験生でも絶対的に回答可能な質問となります。繰り返しになりますが、だからこそ、回答の内容(中身)を問われているということではありません。敢えて言うならば、どのように回答するのか、といった態度を見られているように考えれば良いでしょう。
だからと言って甘く見ない
少し矛盾するかも知れませんが、いくら回答に意味を持たないリラックスさせるための導入の質問であったとしても、油断してはいけません。
面接官は、しっかりと態度は見ています。もっと言えば、この導入の質問は、「入室」と相俟って、その受験生の第一印象を構成することになります。従って、答え方には注意する必要があります。
整理すると、以下のように導入の質問を考えると良いでしょう。
「導入の質問は面接官がリラックスを促すためのギフトである。そのため、回答の内容は深く考える必要はないが、入室の一連の流れと相俟って面接官に対して第一印象を構成する大事なプロセスでもある。よって、面接官と次に始まる本格的な面接の質問に対する導入として、コミュニケーションをしっかりと取るようにすることがポイントである」といえます。
また、導入の質問は「ない」場合もありますし、受験生であれば絶対に回答可能だと考えられる質問にとって変えられることがあります。具体的には、「自己PR」や「志望動機」という質問が、導入の質問になることも少なくありません。志望動機が導入の質問?と感じる受験生もいるかも知れませんが、志望動機を回答できない受験生はいないでしょうから、その意味で受験生が活き活きと回答できる質問ということで、リラックスを促す導入の質問として活用されることもあります。
公務員面接試験の質問
- 面接試験の導入質問