五感を使って聞こう
聞くというのはコミュニケーションの基本です。あなたも自分の話を真剣に聞いてくれない人に好感を持つことはないはずです。
面接官も同じことです。「聞く」という漢字が表すように耳だけで聞くのではなく、「聴く」の漢字が表すように耳と心で聴く、つまり、五感を使って面接官の質問を聴く姿勢を持つことがポイントです。
聞き方の基本
聞き方の基本(1)からの続きを確認していきましょう。
3.態度に気を付ける
自分の予想していた質問があった場合、シメシメ!という顔をすることや、逆に思いもよらないような質問があった場合に、ヤバッ!というような表情をしないようにしましょう。
もちろん、自分ではそのような態度を取ったつもりはない(心の中でそう思っただけ)としても、意外と表情には明確に表れてしまうことが多いのです。
あなたのシメシメ顔は、ちょっとした変化であっても面接官には分かってしまいます。特に、「目は口ほどにものを言う」という言葉がありますが、「目」というのは意外とその人の心を映し出すことが多いのです。
面接官以外でも注意が必要
聞き方に注意するのは、面接官に対してだけではありません。
集団面接や集団討論では面接官ではなく、他の受験者に対しても聞き方のルールを守ることが大切になります。面接官は、受験生が他の受験生の話をどのような態度で聞いているのかも評価しているのです。
1.他の受験生の話もしっかりと聞く
集団討論の場合には、他の受験生の話を全く聞かないということはないと思いますが、注意しなければいけないのは集団面接です。
集団面接の場合には、自分の順番が終わると安堵感から他の受験生の話を聞いていない、あるいは聞いていないように見えることが多いのです。しかし、そういった態度は面接官にしっかりと見られていると考えたほうが良いです。
また、自分の発言順序が後の場合には、自分が何を言おうかということばかりが気になって、他の受験生(自分より前に発言する受験生)の発言がほとんど耳に入っていないと言う人がいます。
しかし、そういった部分も面接官は見ていますし、他の受験生の発言を聞いていないと、被った内容の発言をしてしまう可能性があります。さらに、同じ質問に対して全ての受験生が回答を行なうのではなく、面接官によっては受験生の回答を受けて質問を変えてくることがあります。この場合も、前の受験生の発言内容と面接官の質問をしっかりと聞いておかないとまったく見当違いの回答をしてしまう恐れもあります。
2.途中で口出ししない
面接官の質問については最後までしっかりと聞くというのが基本でした。これは、面接官だけではなく他の受験生においても同様です。
特に、集団討論の場合には注意が必要です。
集団討論では、エキサイトしてくると感情的になるあまり、攻撃的になってしまうことがあります。この場合、他の受験生の発言の途中で口を出してしまうということがあり得ます。しかし、それはルール違反です。
討議というのは、状況に応じては反論を行なうことももちろんあります。だからといって、発言が終わっていないのに口を出したり、被らせて発言すると言うのは好ましくありません。
最後まで他の受験生(相手)が言い終わってから、発言を行なうようにしましょう。
頭ではこういったことは当然として理解することが出来ると思いますが、実際の場になるとヒートアップして「相手を言い負かしてやろう」という思いが先行するなど、攻撃的になってしまうことがあります。討論や討議はディベートと違って喧嘩ではありません。言葉の格闘技であるディベートであったとしても、話の途中で遮すなどの行為はルール違反です。
討議でも、ディベートでも、前提にあるのはコミュニケーションですから、誤解しないように注意してください。