国家公務員総合職試験における面接試験の位置づけ
公務員試験は国家公務員と地方公務員で異なり、国家公務員の種類によっても異なります。
ここでは、国家公務員総合職(旧国家Ⅰ種)試験の採用プロセスを見ながら、面接試験の位置付けやポイントなどを整理しておきます。
国家公務員総合職(旧国家Ⅰ種)試験の場合
国家公務員である国家総合職試験は、人事院が実施しています。人事院とは国の機関のことです。
総合職試験の大きな流れとしては、一次試験で筆記試験、二次試験で筆記試験と面接試験が実施されます。しかし、二次試験を突破して最終合格をしても、採用が確定するわけではありません。
合格者は公務員となる資格を手に入れたことに過ぎず、さらに各官庁の面接試験にパスしなければ採用(内定)にはなりません。
採用候補者名簿への記載
試験の最終合格者は、人事院が作成する採用候補者名簿に記載されることになります。
この名簿に基づき、人事院は合格者の希望を考慮したうえで、成績順に各官庁に推薦を行ないます。各官庁はそれに基づいて面接を行い、採用者を決定します。これを、「官庁採用面接」と言っています。
この官庁訪問ですが、官庁採用面接に至る前に抜け駆け的に官庁を訪問し、内々定を勝ち取るということがつい最近まで行なわれていました。
しかし、これでは地方で合格した人が不利(地方在住者はそう簡単に官庁へ訪問することは時間的にも費用的にもできない)であり、かつ、採用プロセスが不透明であるということで、厳格化の動きになりつつあります。
平成27年よりスケジュールの見直し
民間企業の就職活動の解禁が遅くなったことから、国家公務員採用試験でもおよそ1ヶ月ほど試験全体のプロセスが先送りとなりました。ただし、国家公務員試験の全てということでもありませんので、自分の受験する試験に関しては、受験願書提出時期は常にチェックをする必要があります。
官庁訪問がポイント
国家公務員総合職試験では、官庁訪問がどんどん早くなってきて不公平が生じていることから、官庁訪問の解禁日が徹底されるようになりつつあります。具体的にには、最終合格発表日の翌朝が官庁訪問の解禁日です。この日をから、希望の官庁に出向いて担当者と面接を行うことが可能となります。
採用候補者名簿に記載されたからと言って黙っていれば内定が勝ち取れるという甘い世界ではありません。むしろ、採用候補者名簿によって指名されるというのは非常に稀であり、よほどの成績優秀者でない限りは困難です。
希望する官庁に積極的に訪問して、自分を売り込むことがポイントになります。訪問してよい官庁の数に制限はありません。自分の興味のある官庁にはどんどん訪問すると良いでしょう。官庁訪問は民間の就職試験でいうところの「会社訪問」と同じことです。
官庁訪問は早いもの勝ちという面もあります。事前に計画を練って、効率的な訪問を行なうことがポイントです。