地方公務員試験で行なわれる集団面接
集団面接は国家公務員ではほとんど行なわれていません。実施しているのは、参議院事務局職員という限られた試験種となっています。
一方、地方公務員では都道府県(いわゆる県庁試験)で行なわれることが多くなっています。地方公務員の中でも、市町村ではそれほど行なわれていません。また、集団面接だけで最終合否が決まるということはなく、個別面接と併用して選考に活用されています。
集団面接はどのように行なわれるのか
集団面接とは、多くの受験生をさばく(大量に評価する)ためのもので、公務員試験ではそれほど実施されていません。(なぜならば、筆記試験で受験生をさばくためです。民間企業の就職試験では集団面接が多く活用されていますが、これは民間企業の場合には学力をそれほど重視せず、最初から人物評価に注目しているため、初期の段階で集団面接を行い、学生をふるいわけるということが行なわれています)
国家公務員ではほぼ実施されないと考えて構いませんが、地方公務員を目指している受験生は、対策が必要になることがあります。
形式
面接官は個別面接同様に3人程度となりますが、受験者は1名ではありません。5名~8名が1グループとなって面接を行うことになります。
集団面接の時間は受験生1人あたり10分程度の計算で、受験生が5名ならば45分~50分、6名ならば1時間程度と、受験生の数によって変動することになります。
面接の進め方はいくつかのパターンがあり、面接官の1つの質問に対して受験生が端から回答していくパターンや、受験生ごとに面接官が異なる質問をするパターン、あるいは質問をして挙手をさせながら答えさせるというパターンもあります。いくつかのパターンの複合と言うこともありますので、どのような形式になるのかは、面接官あるいは受験地によって異なるようです。
特徴
個別面接と比べて集団面接の最大の特徴は、「比較される」ということです。敢えて複数の受験者を面接する集団面接では、目的を受験者の比較としています。ですから、他の受験者よりもミスを減らすと言うことが非常に大切になってきます。また、個別面接に比べて回答の機会も少なく、面接官は個々の受験生に対して突っ込んだ質問をすることができないというのが大きな特徴です。
ポイント
集団面接では、自分の回答している時間以外(他の受験生が回答している時間)も評価されていると考えて良いです。同じ質問について順次回答していく場合には、他の受験生に先に自分が言いたかったことを言われてしまう可能性があります。
この場合には、他の受験生の回答を聞いていないと似た回答になってしまうため、自分なりの一言を加えたり、まとめ要素を入れるなど、工夫が必要になります。他の受験生が回答しているときの自分の態度も見られていますので注意が必要です。
集団面接の評価のポイント
集団面接における評価項目は、個別面接の時とほぼ同じと考えて問題ありません。
主な評価項目
- 容姿・態度
- 表現力
- 社会性・堅実性
- 積極性
重要なのは、他の受験生と比較されているということです。
個別面接では、比較対象がいませんので自分なりの回答で説得性を持たすことが可能となるものであっても、集団面接の場合には、個性の強い受験者がいると自分の回答が埋もれてしまうことがあります。
そうならないためには、限られた回答のチャンスを上手く活かすことがポイントになります。
集団面接では誰かを「落とす」という前提で進められていることを理解して、他の受験生と比べて自分はどのように見えているのかということを常に忘れないことが大切です。