公務員の面接試験で聞かれる質問はほぼ決まっている
公務員の面接試験で面接官からされる質問は、ほとんど決まっています。つまり、予め質問を予測することが可能であるということです。
質問を表面的に把握するのではなく、その質問をすることによって何を知りたいのか。何を評価したいのかという裏側を知ることで、どういった回答を行なうことがベストなのかを自分なりの解釈を加えてよりよい回答を組み立てることが可能になるのです。
表面だけに着目しない
公務員の面接試験で面接官から聞かれる質問はほとんど決まっています。
それを事前に知る理由は、実は2つあります。
- 質問を事前に知ることで、自分なりの回答を用意する
- 質問を事前に知ることで、面接官が何を評価しようとしているのか理解する
単純に自分なりの回答を用意するということだけではないということに注意してください。
実際の面接試験で回答に窮しないように自分の回答を用意しておくことはもちろん必要です。しかし、質問だけを一通り眺めて、この質問の場合にはこういった回答をしようという表面だけの解釈は危険です。
質問にどう答えるかというのは、その質問があなたの何を見ようとしているものなのか、どこを評価しようとしているものなのかということを理解しなければならないのです。
それを前提としながら、自分なりの解釈を加えてあなたらしい人間性を最大限アピールすることができる回答を組み立てるのです。
そういった練習をしておけば、仮に回答に窮するような質問をされても、現場対応によって問題なくあなたをアピールすることができるようになります。また、想定される質問が実際になされれば、自信を持って回答することが可能でしょう。
全体から部分へ
質問を1つ1つ吟味して、1つ1つ順番に組み立てるという方法はオススメしません。
面接試験ではあなたの人間性が部分ではなく、全体として評価されることになります。ですから、回答の内容だけではなく、身だしなみやマナーなど、さまざまなことにも注意をする必要があるのです。
まずは、全ての質問を一通り見ていきます。その時に、「この質問は何を評価しようとしていのか?あるいは、何を知りたいのだろうか?」という意識を持つと良いでしょう。その後、その質問が意図する背景を押さえて、自分ならどのような回答を行なうのかの骨子を固めます。
骨子は1字1句細かく考える必要はありません。まずは、キーワードとなる言葉をピックアップしていきます。それを、全ての質問に対して行なっていくことで、前の質問と矛盾しているものや、同じような回答になりそうなもの、など全体での一貫性を見ることができます。
その一貫性を見ながら、もう一度全体の方向性などを吟味します。それで問題ないようであれば、今度は部分の検討に入っていくことになります。
練るのを忘れずに
回答を考える際には、1度で終わるということはありません。
少なくても、部分と全体の整合性・一貫性をとるために最低2回は必要です。現実的には、2回というのは全然少ない回数です。
1つの質問の回答を今日考えても、明日また同じ質問について考えると別のキーワードや良い案が浮かびます。そうしたらそれに変更していく・・・。その繰り返しです。この作業は限界がありませんし、やればやっただけ内容がどんどん精査されていきます。
そして、最終的には何も見なくても、どんな質問でも「一本の筋の通ったあなたの人間性あふれる回答」ができるようになるのです。
最初は大変かも知れませんが、決して難しい作業ではありません。あなたが本当に公務員になりたいのであれば、むしろ楽しい作業であるはずなのです。
是非、何度も何度も繰り返して最高の回答を手に入れてください。