民間企業と比較をして考える
公務員の面接試験では、民間企業ほどの奇抜な面接試験が行われるということはありません。
つまり、パターンが決まっているということです。だからこそ、対策が立てやすいのです。その胆になるのが、民間企業と公務員の比較なのです。
公務員面接の現状を知る
公務員面接を突破するための戦略を構築するためには、公務員の面接試験における現状を理解する必要があります。
ズバリ言えば「公務員面接試験は対策が立てやすい」ということができます。
なぜでしょうか?それは簡単です。
実は公務員の面接試験というのはパターン化しているという現状があるからなのです。
公務員試験とは要するに就職試験であるわけですが、同じ就職試験でも民間企業の就職試験はさまざまな面接のパターンがあります。しかし、公務員試験においては、形式、内容ともにパターン化しているのです。
結果として、公務員の面接試験は準備をすれば不安になる必要もありませんし、しっかりと準備をすればその準備に費やした時間とコストは必ず結果となって返ってくるのです。
官庁訪問時面接は注意が必要
国家公務員を例にとって考えてみると、二次試験で行われる面接試験はほぼパターン化しています。ですから、内容や質問はほとんど例年同じことが繰り返されていますので、心配はありません。
一方で、官庁訪問時面接は注意が必要になります。二次試験で実施される面接試験と比べ、官庁や面接担当者ごとのカラーが出やすいためです。
民間企業では当たり前となっている圧迫質問(受験生を困らせるような質問)は、二次試験の面接ではされることはほとんどありません。しかし、採用段階である官庁訪問時面接では比較的行われる可能性が高いといえます。
圧迫面接というのは、受験生を困られることが目的ではなく、そういった種の質問を行なうことで、受験生の本質である人間性を見るために実施されます。受験生を意図的に追い込むことで、素の受験生の姿を見るというわけです。
採用時には面接官も慎重になるのは当然です。
地方公務員では、二次試験で面接を行うことが多いのですが、それで試験が全て終了するというわけでもありません。自治体によっては、三次面接、四次面接と繰り返し面接を行うことでよい良い受験生を絞り込んでいきます。その過程で、圧迫試験となることも多いため、公務員の面接試験対策としては、典型的な質問をまずはしっかりと押さえた上で、圧迫面接などの応用的な質問に対応することができる準備をするのが戦略となります。
従って、民間企業ほどの奇抜な面接試験にはならないが、まずは公務員面接の基本を押さえた上で、応用的な面接に対応できるように準備をするというのが公務員面接対策の方向性となるわけです。